僕が踏み躙ってきた愛情と日常の総て

ゲイ。アラサー。フリーター。こんな僕の日記です。

金だけが命を生かす

iphoneをそっと耳に当てる。

コール音が鳴り始めた。

1回。2回。3回。

僕は今、久しく連絡を取っていなかった母親に

電話をかけている。

金の無心のために。

母の答えはこうだった。

今もただでさえ苦しい家計の中から捻出して

仕送りをしているのだから、

そこに3万も増やす事は出来ない。

だが、1万なら考えてみる。

内心、クソが、無能女が、と思ったが、

今の僕には母からの僅かな仕送りも、

増額されるかも知れない1万円も、

どちらも大変貴重なものだ。決して無下には出来ない。

僕は口先ではあたかも本当にありがたいかのように

振舞って電話を切り舌打ちした。

僕の母は昔から無能だった。

専業主婦のくせに家事も下手で、

ずぼらで、どんなに家計が火の車になろうと

パートに出ようとした事すらない。

料理に至っては半分はレトルトか買ってきた惣菜だ。

そうしている内に僕の実父は母の無能さに愛想を尽かし、

母を棄てた。

そして僕の事も。

母の怠惰が僕達家族の絆を壊したのだ。

これまでで僕が人生の岐路に立たされた時、

母は常に非力で、

お荷物で、邪魔なだけだった。

今では母なんて早く死ねばいいとしか思わない。

母が死ねば多少の保険金が僕に降りて来る。

僕は母が死んだ時に出る金を楽しみに生きている。

母からの仕送りと、母の保険金への期待だけが

今日も僕の命を生かしている。

罰当たりと呼ばれても構わない。

現に今、日々僕は罰を受ける様な暮らしを送っているのだから。

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