僕が踏み躙ってきた愛情と日常の総て

ゲイ。アラサー。フリーター。こんな僕の日記です。

題名に困る程の偶然 前編

中々体調が戻らず、

ブログを更新出来ずにいたが

今夜こそは更新したいと思う。

と言うのも、驚くべき事が起きたからだ。

正直今でも動揺している。

このせいで熱が上がってしまったのではないかと

思う程だ。

金曜日。

前日の件もあり、また依然として体調も優れず、

出勤がとても憂鬱だったが

休めば休むほど生活が苦しくなるので

自らに鞭打つ思いで出勤した。

午前中は比較的楽に過ごせたので

ありがたかった。

上長が10時半頃から席を外して

ずっと来客の対応に当たっていたから

という理由もある。

午後、昼食から戻って廊下からオフィスに入ろうとすると、

応接室が使われているのが見えた。

以前、うちの職場はパーテーションの様な壁で

広い一室を複数の部屋に区切っていると書いたが、

このパーテーションが凝った造りになっていて、

所々ガラスの柱がパーテーションの隙間に

はめ込まれており、

外から中の様子が少しだけ覗けるような仕組みに

なっている。

応接室が使われている、と僕が解ったのも

そのガラスの柱から室内の明かりが

漏れていたからである。

ふいに、本当に何の気もなく、誰が応接室に

居るのだろうと思い、忍び足で応接室に近付き

扉に耳を当て室内の音に聞き耳を立ててみた。

上長の声がした。

断片を聞いただけなので話の内容は良く解らない。

だが、上長が何かを切実に懇願している様子だけは

察し取れた。

しかし、相手は一向に口を開かない。

上長が益々必死になっていく。

上長の態度は、昨日僕の胸倉を掴み上げた人物と

同じとは思えない程に低姿勢で、

度が過ぎる位丁寧な口調で、必死に何かを

頼み込んでいる様子だ。

幾度も頭を下げているようでもあった。

その必死さが滑稽で、多少胸がすく思いだった。

ざまあみろ、という、悪意。

日頃僕にやっているから、思わぬ形で巡り巡って

自分に帰ってくるのだろう。いい気味だ。

依然として相手は口を開かないので、

上長がどんな人物を前にしているのか

全く解らなかった。

あの上長をここまでやり込める人物とは

一体どんな奴なのだろう。

物凄く気になる。

ここまで一貫して相手は口を開かなかったので、

相手が若いのか年寄りなのか、

果ては男か女かすら解らなかった。

恐る恐る、忍び足でガラスの柱まで歩み寄り、

室内をちらりと覗き込んだ。

驚く事に、相手は若い男のようだった。

しかし、ガラスの柱の前に置かれた観葉植物が

妨げとなって今一どんな風貌なのか

はっきりと見て取れない。

なんとか見えないものか、と苦心していると、

どうにか相手の男の顔が見えたが、それと同時に、

相手と目が合ってしまった。

思わず、「あっ」と言ってしまった瞬間、

相手も僕を認識した様子で同じく「あっ」と

声を漏らした。

あの顔。そして、あの声。

間違いない。

男が驚いた様子で大声を発した。

「駒ちゃん!」

なんていうことだろう。

上長の相手は、亘だった。

(続きが気になるところで、生殺しのようで

 大変恐縮ですが、まだ体調が本調子でないため

 後編へと続けさせていただきます。

 自分としても総て書き上げたかったのですが、

 続きはまた明日とさせてください。)

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