僕が踏み躙ってきた愛情と日常の総て

ゲイ。アラサー。フリーター。こんな僕の日記です。

夜の優しさを朝に忘れて

今は土曜日の夕方。
亘の部屋で、亘の目を盗み
こっそりこの記事を書いている。
この記事は金曜日の深夜の話だ。
かなり恥ずかしい話だが、記しておこうと思う。

 

身体を重ね合った。
時刻は深夜を通り越し、既に早朝に差し掛かった頃だった。
亘が4個目のコンドームを開封しようとしたので、
流石に根を上げその手を制止した。
 
普段運動なんてしないと言うのに全身を酷使させられ、
身体中が軋むように痛み、動かなくなった。
唾液やら体液、ローションや汗でべとべとになったシーツの上で、
僕は最早虫の息だった。
亘は流石鍛えているだけあるのか、まだ物足りなさそうにしていた。
しかし、いくらなんでも、絶倫と言うか……。
 
亘は僕を抱えて浴室へ向かった。
僕をどうにか浴室の椅子に座らせ、
シャワーで僕の全身をざっと流し、
頭をシャンプーで、そして身体は
ボディソープをしみ込ませたスポンジで
丁寧に洗ってくれた。
慈愛に満ちつつもどこか淫らさを孕んだその手つきに震えた。
 
僕の全身を再びシャワーで流すと、
程好い温度の湯を張った浴槽にそっと僕の身を沈めさせた。
 
亘は自分もシャワーを浴びて全身を洗うと、
僕の浸かっている浴槽に入って来た。
少しだけ湯が浴槽から溢れた。
 
「……明日、多分僕、起き上がれないと思います」
 
「いいよ、全部俺がやってあげる」
 

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それにしても今夜の亘は激しかった。
亘に抱かれたのはこれで4、5回目ぐらいだろうが、
こんな風に貪るようなやり方で抱かれたのは初めてだ。
僕がぐったりしていると、亘は話し出した。
 
「いやさ、本当は駒ちゃんに無理させたくなかったから、
 今までは我慢して来たんだけど、
 なんかもう、我慢出来なくなっちゃって
 
頬を赤らめながらその身を小さく縮めてしおらしく語る亘を
心底愛おしく感じた。
 
「痛くなかった? 大丈夫?」
 
「大丈夫では無いですが、痛くは……無かったです」
 
「そっか。
 シーツ換えるから、お風呂出たら寝よっか。
 それとも軽くもう一杯やる?」
 
「いえ、もう眠たいです」
 
「解った」
 
亘に全てを任せて、
僕はパジャマまで着させてもらい
ベッドに倒れ込んだ。
 
そして目覚めたのは土曜日の12時前位だった。
 
全身が痛む。声も嗄れていた。
全ては昨晩の亘のせいだ。
それでも、僕は恨むどころか、喜びすら感じていた。
 
こんな自分を恥ずかしいと一瞬思ったが、
誰に恥じる必要があるだろうと気が付いた。
僕にはもう、家族は居ない。友達も居ない。
今の僕には亘しか居ない。
それならば、亘だけに全てを差し出そう。
亘の望み――即ち欲求を、満たす自分で在り続けよう。
いつか亘の愛が尽き果てるその日まで。

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