僕が踏み躙ってきた愛情と日常の総て

ゲイ。アラサー。フリーター。こんな僕の日記です。

こんな夜は君の為に捧げよう

これは金曜深夜の話だ。
 
夜中、眠剤を飲んだのにどうしても眠れず、
ずっと起きていた。

 

ベッドで亘の寝顔を見続けているのも
悪くは無かったが、
流石に長時間になると飽きが来た。
僕はこっそりベッドを抜け出て、
リビングのソファに寝転がりながら
iPhoneでネットを眺めて過ごした。
 
静かに過ごしていたつもりだったが、
亘が起きて来た。
欠伸まじりに亘が言う。
 
「駒ちゃん、どうしたの、こんな夜中に」
 
「すみません、起こしちゃって。
 なんか、眠れなくて」
 
「俺は大丈夫だよ。
 お薬はちゃんと飲んだ?」
 
「はい」
 
僕が起き上がってソファに座りなおすと、
亘が隣に掛けてきた。
 
「寝る前にスマホ弄ったりするからだよ。
 足怪我してるから、普段より運動不足気味だろうし」
 
「そうかも知れません」
 
亘は僕の肩に頭をもたれさせた。
 
「はー、駒ちゃん。
 なんか俺、幸せだよ。
 ずっと、こうしてたい」
 
「ずっとは無理ですよ。
 重いですもん」
 
「そうじゃなくて」
 
亘は苦笑して続けた。
 
「朝起きると駒ちゃんが居て、
 メシ作ってくれて、一緒に食べて、
 夜寝るときも一緒でさ……」
 
それは僕も同じだった。
こんな風に誰かと暮らすのは初めてだったから、
すぐに独りの生活が恋しくなるだろうと思っていたが、
いざ亘と2人で生活してみると、
亘と過ごす日々の一瞬一瞬が愛おしくてならなかった。
 

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ふいに亘は僕の左手を取り、
手首の傷跡を撫でた。
お互い言葉は無かった。
それでも、亘の愛情がひしと伝わって来て
僕は震えた。
 
深夜3時。時間が止まったかのように思えた。
 
亘は僕を抱きかかえると、寝室まで僕を運び
ベッドに降ろした。
そして耳元で囁く。
 
「嫌でも疲れて眠れるようにしてやるよ」
 
亘は僕のパジャマを剥ぎ取り、自分も脱いで
下着1枚だけの姿になった。
 
露になった僕の胸を亘の大きな手が撫ぜ、
思わず声が出た。
咄嗟に手で口を押さえた。
 
「……この部屋、壁厚いし角部屋だから、
 ご近所迷惑にはならないよ。
 だからさ、声、聞かせて」
 
亘は執拗なまでに僕の胸に触れた。
その度に僕の身体の芯に電流が走る。
流石に我慢がきかなくなって
とうとう僕は声を上げた。
 
「かわいいね」
 
亘は僕をきつく抱き締めた。
硬く屹立した亘の自身が僕の身体に当たった。
それと同じように、僕の自身も亘の身体に当たっていた。
亘が僕の自身をさすり上げながら言う。
 
「こんなにしちゃって」
 
僕は羞恥心から耳が熱くなった。
 
「……亘さんだって、一緒じゃないですか」
 
「そうだね。おそろいだね」
 
亘は軽く笑った。
しかし、急にトーンを落として僕に告げた。
 
「さっき、眠れるようにしてあげるって言ったけど、
 あれ、やっぱナシ」
 
「どういう意味ですか」
 
「これからじっくり、教えてあげる」
 
そう言って、亘は僕の下着を脱がせにかかった。
 
僕は亘の言葉の意味を理解し、
亘の欲望と深い夜の闇に飲まれていった。

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